カレーのお話始めました

カレー大好きな店主がカレーについて独り言をHP上で書きます。

【第1倍辛・黄レンジャーのお話】

・そもそもカレーが嫌いな人は居るのでしょうか?
私の知っている限りでは大嫌いな人は居ない筈ですし、大好きな人もあまり居ない筈です。
いわば「普通の大衆的な食事」となっているのですが、私がこんなにカレーにはまるのも訳がありました。
実は、大昔の戦隊物で「キレンジャー」という脇役ヒーローが居ました。
このキレンジャーなのですが、カレーを食べれば力が湧き、悪い側の改造人間(?)を次々と倒していくのです。
(アメリカ版で言えば「ポパイ」ですね)
そんなキレンジャーにあこがれて40云年。
あのキレンジャーの俳優さんは病床にあると聞きました。
ですがあの戦隊物がきっかけでカレーが大好きになった私世代の方も沢山居る筈です。
大手のSBさんやハウスさん等、表彰をしてあげればいいと思うのですがどうでしょうかね・・・。

【第2倍辛・海軍カレーのお話】

・海軍カレーと言えば【横須賀海軍カレー】が有名ですね。
実際に何度も食べてますが、本当に美味しい!それにパッケージもレトロで帝國海軍の水兵さん達が食べていた事を想像したりします。
この横須賀海軍カレーにも色々な定義がありまして
1.牛乳を添える
2.野菜を添える
3.チャツネ等のフルーツを添える
4.トマトを使う
5.そして横須賀海軍を名乗る為の一番の決定打は【横須賀市で営んでいる】と言う事だそうです。
それを以って【横須賀海軍カレー】と初めて名乗れる訳なのですが当店は横須賀所か海も見えない山の中で営業しております。
では、どうして【海軍カレー】という名前で販売しているのか?
私の調理法も【海軍調理指南】というレシピに基づき、調理しております。
この調理法なのですが、流石に大昔(?)の調理法で現代の方々の舌には少々残念な出来上がりになりますので様々な美食慣れした現代の方々同様にイノベーションさせました。
ですが出来るだけ忠実に鶏がらスープでターメリックライスを炊き、具は小さく刻む(・・・と言うよりも粉砕)ミルクの変わりにココナツミルクを使用等、私の考えうる全ての知識を以って調理致しました。
「具が入っていないの?」と聞かれる事があります。
先程言いましたとおりに刻むのではなく粉砕しております。野菜は人参、玉葱共に「嘘だろ・・・」と言う位溶けております。
ここまで細かくして煮込むのも調理時間を短縮する為です。何時敵艦が攻め込んでくるか解かりませんからね。 ですが結果的にスープを抽出し、野菜を半日炒め、更に野菜を1日以上煮込み、一晩寝かせ等としている内に出来上がりに3日も掛かるかれーになってしまいました。
スピリットこそ世界に名立たる当店の「帝國海軍」のカレーですが、残念ながら実戦配備は不可能なようです。
商品に【横須賀海軍カレー】という冠たる名前は商標化されて名乗れませんが、【海軍カレー】という名前であれば使用しても問題が無いそうです。

【第3倍辛・トッピングのお話】

・カレーのトッピングと言えば普通思いつくのが【福神漬け】と【ラッキョウ】ですが、まだまだそれだけではありません。
関西方面でよく見かけられるのが【生卵】があります。
生卵の黄身には辛さを和らげる効果があるそうですが、私も試したところカレーがマイルドになり、コクも増しました。
私的な感想ですが【おすすめ】です。
更に変わり球では納豆があります。
納豆の場合。(え〜・・・)と思う方も多数いらっしゃるとも思いますが、そもそもが【ダール】と呼ばれる豆のカレーが存在します。
ダールの場合、多くはヒヨコマメ(ガルバンゾー種)を用いられますが、既にカレーは和食でもありますので、納豆も【あり】という結論になりました。
流石に私も色眼鏡でしたが、実際これも美味しくいただきました。
当店ではそのような付け合せを日々変更し、飽きの来ないカレーを作っています。
最近ではポテトサラダ、ジャーマンポテト、ナポリタン等も付け合せとして使いました。
手の込んだところではサツマイモのシナモン風や、スフレ、それにワッフル等も乗せましたところ、お客様にも喜んで頂けました。
オマケ的なものですので予算は限られていますが、10円20円ケチった所で採算は知れたもの。
それよりもお客様に「おおっ!」と行って頂ける快感の方が私にとっては最重要項目ですので張り切って調理しております。
現在は官公庁への配達のみとなっておりますが、pn5.00から営業の【居酒屋 お千代】では好評販売中です。
皆様のご来店をお待ちしております。

【第4倍辛・トリニダートスコルピオン】

・唐辛子と言えば辛い調味料の代表ですが、その唐辛子も様々な品種が御座います。
通常はレッドペパーと言われているその唐辛子ですが、普通に【鷹のつめ】を使用する場合もありますが、当店が辛いカレーを希望された際に使っている品種は【ドゥーセット・ナーガ】と言う品種で、ハバネロより辛くブートジュロキアよりも辛い品種です。
「そんな辛いもの食べられないだろう」と言われますが、要は使用する分量です。
私自身も辛いものが好きですが、流石に【ドゥーセット・ナーガ】をバサバサと大量に使用する事は耐えられません。
(恐らくそのまま内科行きですね)
カレーの味をそのままに、辛さのみを調節出来る究極の辛味スパイスだと言えるでしょう。
又、【ドゥーセット・ナーガ】よりも辛い唐辛子も存在します。
【トリニダート・モルガ・ブッチティラー・スコーピオン】と言う舌を噛みそうな名前の唐辛子ですが、実は当店で栽培しております。
一口味見しましたが、これは私の手に負える物ではありませんでしたので観賞用として飾ってあります。
もしガブリとかじってみたいチャレンジャーがいらっしゃいましたら大歓迎致しますのでお申し出てください。
あくまでも自己責任ですので、怒ったりしないでください。

【第5倍辛・福神漬けのお話】

・カレーに福神漬けは付き物だといったい誰が決めたのでしょうか?
明治時代初頭、東京・上野の漬物店「山田屋」(現在の酒悦)の店主・第15代野田清右衛門が開発し、自分の経営する茶店で売り出したところ評判となり、日本全国に広まった。
名づけ親は、これを大いに気に入った当時の流行作家「梅亭金鵞」で、7種類の野菜を使用し店が上野不忍池の弁才天近くにあった事から「福神漬」と命名されたとされ、表彰碑が存在する。
また、この名称が広がる事を願った清右衛門は、商標登録をしなかった
(ウィキぺディア出典)
とありますように純・国産の漬物です。 仮説では当初チャツネ(フルーツの砂糖漬け)の真似をしたようですが、その名残で市販の福神漬けは真っ赤な色をしていると言われています。
当店では福神漬けも手造りですので赤くありません。
(彩で市販の真っ赤なものを使う時も御座いますが・・・)
野菜もその時にある四季折々の大根やカブ、レンコン等を使っていますので美味しく頂けると自負しております。
余談ですが、福神漬けは冷凍が出来るそうです。
私の場合、冷凍などする前に美味しいので自家消費してしまっています。

次回【第6倍辛・ライス】のお話です


賛否両論あると存じますが、あくまでも独り言とお受けとめ下さい。

店主の独り言【カレーなるつぶやき】→其2

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